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no Handle Name 勝点 12/20(土) 12/21(日) 12/27(土) 12/28(日) 01/10(土) 01/11(日) 01/17(土) 1 mao1044まお 初段 8 ゆうくん○ コータ● ユウキ○ でん● たつや ダイキ けけ 2 den-g3でん 4級 12 たつや○ けけにく○ コータ○ まお○ ダイキ ゆうくん ユウキ 3 kekenikuけけにく 6級 5 コータ○ でん● ダイキ ゆうくん● ユウキ たつや まお 4 Y-1337ゆうくん 10級 7 まお● ユウキ たつや○ けけ○ コータ でん ダイキ 5 tatsuya1996たつや 10級 6 でん● ダイキ● ゆうくん● ユウキ○ まお けけ コータ 6 M.koutaコータ 12級 5 けけ● まお○ でん● ダイキ ゆうくん ユウキ タツヤ 7 daikioneダイキ 12級 6 ユウキ○ たつや○ けけ コータ でん まお ゆうくん 8 yuu-kichiユウキッチ-14級 3 ダイキ● ゆうくん まお● たつや● けけ コータ でん
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EUNOS COSMO TypeS (JCESE) 排気量:254cc×3(1962cc) 最高出力:280ps 駆動方式:FR ミッション:4速 車長:4815mm 車幅:1795mm 車高:1305mm ホイールベース:2750mm 車重:1490kg 性能:★★☆ かつてレーシングマシンにしか使われていなかった3ローターエンジンを積んだラグジュアリークーペ。あまり走りに振った性格ではないが、滑らかな吹け上がりの3ローターエンジンは高速域での伸びを期待させる。その大柄なボディも最高速領域で効果を発揮することだろう。しかしその重い車重はコーナーではもたつく場面も。 エアロA:シンプルな造形ですがボトムのボリュームをアップする事でどっしりした印象になっています。特徴的なリヤスポイラーはシトロエンC6のリヤガラス並みの三次曲面ですね・・・ エアロB:丸目6灯のヘッドライトがレーシーな雰囲気をかもし出していていますね。ラグジュアリー路線のコスモとは一味違う感じでGOODです。これが後ろから追って来たらかなりの迫力です。走りを追求する大人なあなたに エアロC:湾岸マキシ2からの引き続きの登場の純正オプションのエアロパーツセットです。このエアロパーツの現物がナカナカ無くて横浜にあるマツダの研究所に取材させてもらった思い出があります。横にあるエンブレムはライトオンで光るんですよ エアロD:ボディ下部にボリュームを持たせた迫力のあるエアロセットです。各パーツが空気の整流効果を狙った形状となっています。ウイングは大型のものが装着されます。 エアロE:シブいフロントグリルがいい感じですね。ウイングはトランクと水平形状になっていたりします。全体的に落ち着いた、大人向けのデザインですね。 車種別ウィング:ロータイプのスポイラーですね、こういう大きなクーペにはボディから流れるように繋がるデザインがしっくり来ますね。 更新カラー:
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イベントCG指定 剥がれる空 青空のアップ。空が四角形に切り取られて、剥がれ落ちていく。差分で3、4枚用意してムービー的に(背景さんの領分かな) サエと下校 下校時、ユウキと一緒にいるサエ。中央はサエ。右の方にいるユウキを見上げて楽しそう。ユウキはちょっと困惑している。タカヤは左側で、頭をかきながらそれを見ている。 ワンピースのユウキ ユウキだけ。ワンピースを着ている。顔を赤くして、恥ずかしそうにスカートを抑えている。胸はないけど美人(立ち絵より女の子っぽい表情) コクピットの二人 コクピットに乗っている。どこで調達したか、ゴーグルとヘルメットをかぶっている。ユウキはやる気だが、タカヤは戦々恐々。fukuyouki_001_s2.jpgこんな飛行機。 エンディング 背景は青空。どこかは明言しない。制服姿のユウキが、タカヤをヘッドロックしてはしゃいでいる。ユウキもタカヤも楽しそう。画面は前から。男の子みたいなじゃれ方をしている二人を演出
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「…そろそろ効いてくる頃だな」 「あっ…?」 急に体が熱を帯び始めた。 鼓動が早まり、半勃ちだったユウキのそれがどんどん固く、太くなっていく。 「なん、で…?」 ユウキは完全に勃起し、尖端の割れ目から先走りを滲ませている自分のそれに戸惑いを隠せずにいる。 「フフ、さっき飲んだのは特別に調合された薬品でね。少量飲めば精力剤としての効き目がある」 「なっ…」 「さあ、続けろ」 「……」 屹立したそれを握り、先程よりも強く扱き始めた。 先走りが指に絡み、淫猥な水音が室内に響く。 ユウキの口から熱い吐息が漏れ始めた。 「んっ、く…はっ…!」 「そろそろ限界が近いようだな」 ユウキのそれは真っ赤に充血し、脈打っている。 「はっ、あ…あっ…!」 ユウキの体がガクガクと奮え始めた。 「…遠慮なく達するがいい」 「ん、くっ…んんっ!」 ユウキのそれから白濁の液体が断続的に放たれ、床を白く汚した。 「はっ…あ…」 ユウキは全身から力が抜け、その場に座り込んだ。 一度吐精したにもかかわらず、ユウキのそれは萎える所かさらに質量を増し、とろとろと蜜を零し疼き震えている。 「さあ、下準備も済んだ。早速本番といこうか。今日は初日だからな。4、5人の相手をしてもらおうか」 潤んだユウキの瞳に、陰湿な笑みを浮かべるダイモンの姿が映った。 次のページへ
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コスモ石油ではガソリンスタンドが利用できるだけでなく,マイカリース・コスモスマートビークルも取り扱っています。 ホワイトパック・シルバーパック・ゴールドパックの3種類から予算に合ったリースパックが選べます。 高い人気を得ているインターネットショッピングサイトとして知られているのが楽天市場です。 その楽天市場にはコスモスマートビークル楽天市場店があり,現在‘今注目されている10台’を扱っています。 過去1週間でお客様から注目度の高かった5メーカー10車種各車台数限定をランキング形式にて紹介しています。 ではその中の5位となっているダイハツタントX SA Ⅲ 2WD 660cc CVT 5ドア4人を借りてみるとします。 ゴールドパックフルメンテナンス7年契約84回月々13,500円の均等払いとなります。 ホワイトパックメンテナンス無し/シルバーパックライトメンテナンス10,800円です。 頭金なしボーナス加算年2回計14回月間走行距離1,000㎞以下88,560円,ホワイトパック70,200円シルバーパック88,560円になります。 ゴールドパックフルメンテナンスなので車検・税金・オイル交換コミコミともなっています。 無償色6色・有償色4色の車体色から好きな色を選べます。 ステップ1の車のご注文申し込みが終わられましたらステップ2の審査申し込みへとお進みください。 今なら総額8万円相当のETC・カーナビがプレゼントされ,ETC標準装備の車の場合はカーナビのみのプレゼントとなります。 さらになんと純正フロアマット・純正サンドバイザーもお付けいたします。 お得に新車!秋のプレゼントキャンペーンとして契約後3万円分のUCギフトカードがご自宅へ届けられます。 上記3つの特典が適用されるのは楽天市場でカーリースのご契約をされた場合のみです。 契約期間中ずっとガソリン割引となっているのはコスモ石油のマイカーリースだけです。 リースパック毎にホワイトパック1円/L シルバーパック3円/L ゴールドパック5円/Lとなり月100Lまでです。 ガソリン割引適用となるのは,コスモ・ザ・カード(ハウス/オーパス)・プロカード(S)・コーポレートカードでの給油のみとなります。 月々1万のリース車!
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Aグループ第七話『猛牛』 今回予告 ―『いてまえ』を止める。ナビリアの要請を受けチョウジに向かうこととなったユウキたちの目的はそれだけのはずだった。 だが、ブースト軍とカタスト軍の連合による攻撃を受けたヒワダが陥落してしまう。 この逆境の中、ユウキ・ジンエツとその仲間たちは一つの作戦を実行するのであった― ハンドアウト ユウキ・ジンエツ用ハンドアウト コネクション ヒロズ国 関係 信義 戦況を分析していたナビリアの見解によればブースト軍はヒワダとチョウジから落とそうとしているとのことであった。 そして、スパイアーによってヒワダ陥落の情報が届けられた今、ブースト軍の進軍を止めるためにもこのチョウジはなんとしてでも守りきらねばならないだろう。 マーク・ライアー用ハンドアウト コネクション ヒース 関係 約束 君はキキョウを発つ前、ヒースに生き残ることを約束させた。それはすなわち、彼が約束を守ったことを確認しなければならないということだ。 自分も、いやユウキとミッシェルも生き残る。それがマークが自身に課した約束だった。 ミッシェル用ハンドアウト コネクション フライングバッファロー 関係 食材 フライングバッファローは美味しいのか。料理人でもある君はそのことが気になり、 日夜フライングバッファローを調理しながらフライングバッファローに関する資料を眺めていた。 今のところ、ロースが一番かな。 新キャラ用ハンドアウト① 推奨クラス アコライト コネクション ユウキ 関係 借り 君は砂漠近くの村に故郷を持つ旅人で、この間故郷に戻ったときに村長のカルロスから厄介事を解決してくれたユウキ一行の話を聞いていた。 もしどこかで彼に会ったら、故郷の借りを返そうと君は思っている。 →ノーバ・セレジェイラ 新キャラ用ハンドアウト② 推奨クラス ウォーリアorアコライト コネクション PC① 関係 兄弟 君はガストジョナサンの側近の一人であり、PC①とは双子の関係にある。たまたまチョウジにやってきていたPC①からユウキの話を聞いた君は、 直後にキキョウから急を知らせるためにやってきた若者の名前がユウキと知り、その偶然に驚くことになる。 →シャイア・セレジェイラ 新キャラ用ハンドアウト③ 推奨クラス メイジorシーフ 君はガストジョナサンの側近の一人であり、PC②とは付き合いの深い同僚だ。ガストジョナサンからユウキとの連絡役を命じられた君は、 ユウキ、PC②のそれぞれから全く異なる驚くべき話を聞かされるのであった。 →トーゴ・ロドリゲス 登場人物 PC ユウキ・ジンエツ マーク・ライアー ミッシェル ノーバ・セレジェイラ シャイア・セレジェイラ トーゴ・ロドリゲス ヒロズ国 ガストジョナサン・サイゼリヤデニーズ(ドラゴネット(アンスロック)、男性、27歳) チョウジの守りを任されているツーマイ配下の武将。大柄な体格で性格もいいが、いささか優柔不断なところがあり、 ナビリアやメビウスといったバレー私塾出身者と比べるといささか物足りないものを感じてしまう。 ナビリア・ショックトゥー(ヒューリン、女性、21歳) 人形のような美しさを誇る緑がかった金髪の女性で、その才能から将来を嘱望されるツーマイ配下の武将。ヴィータの幼馴染でもある。 ユウキにチョウジの救援を依頼する。 クレスト・ラグゴロウ(エルダナーン、男性、34歳) ハーテンの乱以前からバレー、ツーマイと行動を共にしてきた武人。まだ若いナビリアの才能に感心しその将来を期待している。 陰の功労者でありキキョウの守りでも重要な役割を担っていたが、堅実さゆえか影が薄くなってしまっている。 カルロス(フィルボル、女性) クレスト配下の密偵で、『いてまえ』の隙をついてユウキと連絡を取る。 本名は別に存在するようだが、死んだ友の名を借りカルロスと名乗っているらしい。 ツーマイ・ガイ(ネヴァーフ、男性、53歳) ヒロズ国の将軍の一人。有能だが自信に欠ける。ヒワダの守備についていたが、ブースト・カタスト連合軍の猛攻を受け城は陥落、自らも負傷してしまう。 アキ・ロン(ヒューリン、女性、26歳) ヒロズ国の王女の一人、コトブキ太守。王族唯一と言っていい常識人で、今現在におけるユウキの主君でもある。メビウスの救援にバンリとユウキを派遣した。 ブースト軍 ゴン・ゴンゾー(ネヴァーフ、男性、28歳) ブースト配下の猛将。フライングバッファローを操る『いてまえ』を率い、ガストジョナサンの守るチョウジを急襲する。ホームランや! その他 カルロス(ヒューリン、男性) PC①、PC②の故郷、砂漠の近くにある村の村長。春ごろ巨大なサソリに悩まされていたが、 ユウキたちの奮闘により今は普通に暮らせるようになっており、彼らに感謝している。 スパイアー(ヒューリン(ハーフドゥアン、セラトス)、男性) 部下とともにユウキに仕える密偵。大柄で密偵には見えないほど逞しい体つきをしている。 ユウキがそれなりの額を払って雇っているが、それに見合うだけの働きをする。 アンナ(ヒューリン、女性) 突如ユウキたちを襲った女性。常に虚空を向き、誰の目にも見えないお父様と会話をしている。 どうやらオウルアイの関係者のようだが… シナリオ内容 数週間前、久しぶりに故郷の村に帰ってきたノーバは村長のカルロスから、数ヶ月前に村の窮状を救ってくれた二つのギルドについての話を聞く。そのギルドマスターはそれぞれ、ユウキとフリージアという名前らしい。彼らに深く感激したノーバは、どこかで彼らに会ったら改めて感謝をしようと心に決める。また、カルロスはノーバに毒キノコにしか見えない乾燥した青紫のキノコを手渡した。なんでも、つい最近、ユウキと行動を共にしているマイラという人物のの友人と名乗る二人組が彼女に会ったら渡してくれと頼んだらしい。毒キノコにしか見えないが、キノコに詳しいわけではないノーバは料理の専門家に会ったら詳しい話を聞こうと、キノコを片手に旅立った。 時は戻り、ユウキ、マーク、ミッシェルの三人はキキョウに残る面々に一時の別れを告げていた。ヒースに生き残ることを約束させるマーク。ナビリア、ブルータスの二人と今後の戦略を話し合うユウキ。そしてミッシェルはヴィータと……一応真面目に話をしていた。 一方、エンジュがまだ落ちていないと思っているチョウジでは、シャイアが久しぶりに姉のノーバに会うべく仕事を早々に切り上げて家に戻っていた。間もなくゴン率いる『いてまえ』がチョウジに迫ってくることは、全く知らずに。 転送石を使ってやってきたユウキたちが『いてまえ』の接近をガストジョナサンに告げると、ガストジョナサンは動揺を見せたが、ユウキが自らが囮となって敵の先鋒を止めている間に城壁に柵を立てて『いてまえ』の侵入を防げばいいと告げると納得し、部下のトーゴにユウキに協力するよう告げた。 トーゴ、そして『いてまえ』の接近を聞いて慌てて戻ってきたシャイアの兵と共にユウキたち、そして幸運にも村を救った英雄に出会い、少しでも恩を返そうとするノーバは『いてまえ』の先鋒を止めに向かい、マークの活躍もあって見事成功する。 その後は両軍にらみ合いが続いていたが、クレストの部下であるカルロスからブースト軍の目的はキキョウではなくヒワダとチョウジであるとの事実を聞く。その最中にヴィータたちがヒワダに向かったと聞いたマークはヒースの無事を祈るのであった。一方、この間にミッシェルが料理人であると聞いたノーバは例のキノコの鑑定を彼女に頼み、やはり毒キノコであったと知る。どうして毒キノコをマイラという女性に渡そうとしたのかは不明だが、せめてその事実だけは伝えようと、ユウキとマークに切りだすが、彼らの動揺を見てそれ以上の話を止めるのであった。 ユウキたちと折衝役を任されているトーゴ、そしてセレジェイラ姉妹は協力してゴンと『いてまえ』について調べ始める。フライングバッファローについて調べていた彼らはフライングバッファローは本来人になつかないが、ゴンの祖先が手懐けたという話を知り、具体的に調査をしたマークはゴンがマタンゴという種類のキノコを利用して群れのリーダーたちを操っていることを知る。そして、マタンゴの亜種であるマージマタンゴという青紫のキノコはより強力であり、それをリーダーに使えばバッファローたちは暴走して言うことを聞かなくなるということも。 ノーバが偶然持っていた一本以外にも自生しているトキワの森からマージマタンゴを持ち帰るべくミッシェル、ノーバ、トーゴの三人は夜陰に乗じて城を抜け出し、スパイアーの部下のテレポートでトキワに向かう。だが、彼らは長くキノコ狩りをしたわけではなかった。翌日、スパイアーがユウキに対し、ヒワダが陥落したことを告げたためである。ヴィータたちが無事であることに安堵したユウキは、そのままブースト軍の情報を調べに向かうスパイアーを見送った。夜、慌てて戻ってきたミッシェルたちと共にガストジョナサンに呼び出される。彼から改めてヒワダの陥落を聞かされ、更にカルロスからナビリアの伝言として、キキョウの兵がチョウジに向かう可能性を示唆される。もう駄目だと落ち込むガストジョナサンとカルロスに、ユウキは胸に温めていた策を話す。最初は難色を示していたガストジョナサンであったが、シャイラとトーゴが共に賛成すると、腹をくくったのか彼らに同意し、彼らがキノコを使ってフライングバッファローたちを混乱させたら全軍を率いて突撃すると述べる。 戻ってきたスパイアーからキキョウから一万五千の兵を率いてアークが出発したという話を聞き、ユウキたちは今夜策を実行することに決める。バッファローを混乱させることには成功するが、その最中、彼らは『いてまえ』の対象であるゴンと出会い、対決になる。 ありったけの力を振り絞ったユウキたちは、ノーバが力を振り絞った歌により重傷から復活したマークの渾身の一撃でゴンを倒す。その直後、銃声が鳴り響き、反射的にユウキを庇ったゴンは炎の矢によって倒れる。その一撃を放ったのは、独り言をつぶやきながら裏切り者の子を処分しに来たと述べる魔導銃を持った女性であった。彼女は誰もいない方向に何事かつぶやいた後去ったものの、代わりに現れた怪しげな軍団から見覚えのあるフクロウの印を見たマークは、ただただ、嫌な予感に襲われるのであった。 結局、ゴンはユウキが倒したということになり、戻ってきたユウキたちは混乱した『いてまえ』を撃破したガストジョナサンに感謝される。 自らの村を救った英雄とまだ行動をともにしたいと述べたノーバと共にシャイア、トーゴ、ガストジョナサンに別れを告げたユウキたちはキキョウに戻りヒース、ヴィータ、ブルータス、リゼルと再会する。皆、無事だったのだ。彼らは改めてナビリアから感謝されるとともに、アキが近付いていることを知る。 翌日、転送石を使って一足早くキキョウに到着したアキからも褒められ、更にこのところの活躍からユウキに対し国からも褒美が出る可能性を告げられる。 そしてアキ、ツーマイ、フォールらの上奏を受けたユウキはブーストたちの侵攻が一息ついたH276年3月にマサゴの守備隊に任命される。 その半年後に待ち受ける騒動も知らず、彼らはつかの間の平和に浸るのだった……
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_1 あは、とサテンドレスの子どもたちは笑っていた。 顔をほのかに赤く頬を染め、無邪気に草原を走り回る。 時に勢いつけすぎてつんのめってしまうけれど、一方の少女がそれを助け起こす。 黒と青がぐるぐる回ってる。広大な草原の下、その全てが子どもたちの遊び場だった。 ねえ待ってよ、と彼女らをユウキは追いかける。 一回り大きな彼女もまた、子どもたちと同じように無邪気な笑みを浮かべ、楽しそうにその背を追いかける。 きゃっきゃっ、と子どもたちは声を上げた。逃げているのだ。 蝙蝠の翅を持つ流麗な剣士は今『鬼』だった。鬼ごっこ。蝙蝠の少女がドレス纏う子どもらを追い回す。 ただの遊びもこの世界ではこれほど幻想的になる。 空は澄んでいた。 時分はそろそろ正午になろうかというところ。 頭上にはさんさんと輝く陽が上がり、雲一つない空はともすれば吸い込まれそうな青色を湛えている。 ああ気持ちがいい。 気持ちのいい空だ。ユウキは子供たちと遊びながら心の底からそう思った。 このゲームが開始してからもう結構な時間が経つ。 変な侍の大層な前口上があったけれど、結局自分はそれを全部無視して、この会場を楽しむことにした。 悪趣味で関わりたくもない催しだけども、この世界の美しさは本物だ。それを楽しまないなんて損してる。 だからユウキは端からデスゲームなんて無視して、綺麗な世界に触れることにした。 たかがゲーム。どれだけ精巧に作られていても偽物まがい物なんて言ってしまう人もいるけど、やはりそれは違うと思う。 だって今――自分が見ている現実はとても美しい。美しく感じられる。 空の青さを仰げば気分が良い。 草原の風をその身で受け、風が湿った土の臭いが運ばれてくる。 走り回り肌で直に世界に感じ入る。 こうして見て、聞いて、嗅いで、触って、食べて、それが美しいんだ。 なら――それが答えじゃないか! そう思いより力強く地面を蹴った。 土が舞いあがりユウキは駆け出した。身体がずうん、と躍り出る感じ。 あはっと声が出た。速い速い。風を切る感覚がとても気持ちがいい。 走り出した鬼に気付いたのかありすたちも駆け出す。小さな体躯がちょこちょこ、と逃げ出す様が愛らしくてユウキは「よおし」と声を上げた。 今の自分は鬼だ。ありすたちを捕まえよう。 走りながら、ユウキは傍で微笑む女性と目が合った。 彼女は草原に腰を落ち着け柔和な顔で鬼ごっこを眺めている。目が合うと、彼女は笑ってくれた。ユウキも釣られて笑っていた。 カオル。このゲームで会った、どこか親近感の湧く女性。 つらいこともあったけれど、ありすたちとの出会いに彼女もまた安らぎを得ているようだ。 よかった、と思う。束の間かもしれないけど、こんな時間があったっていいじゃない。 そおれ、とユウキはありすたちと駆けまわる。 少女たちは本当に楽しそうだった。 楽しそうに楽しそうに笑ってる。 この時間が偽物だなんて誰も思っていない。誰にとってもここは大切で掛け替えのない時間なのだ。 ねえ神様。もしいるなら一つくらい話を聞いてくれてもよね。 子どもたちに遊ぶ時間を。 何時までとは言わないけど、できるだけ長いことこの時間が続いてください。 ――なんてね。 ふわっと広がる空の下、ユウキは今一度駆けあがった。 ジャンプして彼女の下へといく。きゃっと小さな声があった。陶器のように白い肌に手がかかる。 青い少女にユウキはニンマリと笑って言った。 「捕まえた」 _2 「ふぅ、楽しかった。またこんなことができるなんてなぁ」 「ありがとう、お姉ちゃん。あたしもとっても楽しかったよ、ねえあたし」 「うん! やっぱり思った通り。お姉ちゃんはあたしたちと同じみたい!」 草原で駆け回ったのち、ユウキは二人の少女たちと笑いあった。 こちらを見上げるつぶらな瞳が可愛らしい。人形のような少女たちをユウキは抱きしめたくなった。 「ユウキさん」 そうしていると不意に呼びかけられた。 ちら、と視線を向けるとそこには一人たたずむカオルの姿がある。 その指の動きからユウキは彼女がウィンドウを操作していることが分かった。 ちょっと待っててね、とユウキはありすらに言い、カオルの下へと近づいていった。 勿論笑みは崩さないで。 「そろそろ?」 ユウキは声のトーンを落としながら――ありすらに聞こえないようにそう尋ねた。 カオルは首を振る。ユウキはそっと彼女の手を取った。 当初はデフォルメされたその身体に違和感がなくもなかったのだが、今ではもう慣れた。 VR空間でこういった奇抜なアバターはそう珍しくもない。 ユウキはカオルを視線を合わせる。 そして言う。大丈夫、と。 ぴぴ、と無機質な電子音がした。 時刻は12 00ぴったり。 一秒たりともずれはなく、正確にその音は響いたのだった。 何の音なのかは既に知っている。丁度六時間前、彼女らは共にこの音を聞いたのだ。 「……いません」 息を吐くようにカオルが言った。 曖昧な言葉だったが、ユウキはその意味がすぐに分かった。 いません。何がか。脱落者のリストのことだ。 カオルは張りつめていた緊張が解けたのだろう。ウインドウを前に安堵に胸をなでおろしているのが分かった。 今度は知り合いの名前がなかった。勿論他の人間が死んで良かったなどとは思えないが、それでも知人の死がなく安心してしまうのも致し方ないだろう。 (10人かぁ……同じくらいのペースなのかな) ユウキは表示されたメールを見ていた。 カオルの知り合いがいなかったように、ユウキの知った名もリストにはなかった。 この場にいることが確認されているサチやユイの名もなかった。 とはいえサチの状態は危険だという。早めに探さなくてはならない。 脱落者リストから目を離し、ユウキはメールに記載された別の情報へと目を滑らせる。 ユウキは生前からして――という表現が適当だろう――死というものに慣れていた。 それ故、事実を冷静に受け止めることができていた。 (イベントは……森の方が問題かな) 今回新たに追加されたイベントのうち、自分たちに直接関係してきそうなのは二つ。野球場と森のものだ。 野球場の方はこちらからアクションを起こさなければ問題ないだろうが、森の方は少し困る。 ユウキは後ろを振り返った。広大な草原の先に深く生い茂る森がある。 先ほど別れたブルースとピンクがあのエリアにまだいる筈だ。もしかするとキリトと慎二も危ない。 『痛みの森』のような直接的なものでないにせよ、ダンジョン構造のループは合流に問題が出そうだった。 できるだけ早めに動いた方がいいかもしれない。 そう思いつつ、ユウキはありすたちへと視線をやった。 ウインドウ越しに彼女たちの姿が見える。彼女たちは今しがた送られてきたメールなどお構いなしに走り回り、笑い合っている。 「……やっぱり」 カオルがぼそりと呟くのが分かった。 ユウキと同じことを思っていたらしい彼女は、遠目にその姿を見つめながら、 「分かっていないんですかね? あの子たち、この状況が」 ……その可能性はユウキも考えていた。 少しだけでも触れ合ってみて分かったが、彼女たちは無邪気だ。 無邪気過ぎる。 子どものアバターを使って幼い子どもふりをしている――ということはないだろう。 長年VR空間で人と付き合ってきたユウキは半ば確信していた。 彼女らは子どもだと。 だからこそ、このゲームの実態を掴んでいないのではないか。 そんな気もしたのだ。 こんな悪趣味なデスゲームのことや、悪意に満ちたプレイヤーと幸運にも遭遇していないからこそ、ああまで無邪気に入れられるのではないか。 そう、思いはした。 要するに――あの子どもたちは現実を知らないのではないか。 「かもしれない。ボクも最初はそう思った。でも……」 「でも?」 「ちょっと、違うかもしれない」 ユウキは言葉を選びながら、 「さっき遊んでみて分かったけど、何も知らないっていう感じでもない気がするんだ。 何ていうか……無邪気だけどちゃんと門限があることは知っている、みたいな? 知ったうえで色々好き勝手やってる、んじゃないかな。特の紫の娘の方はそんな気がする」 一見して瓜二つの彼女らだが、触れ合ってみて分かった。 その言動に僅かながら違いがある。どことなく危うい感じのする青い娘を、意外としっかりした紫の娘が助けている。そんな感じがした。 それもまあ――当然だろう。双子だからって同じメンタルを持つ訳じゃない。 現実と同じだ。 「それに何も知らないにしてももう12時間だよ? 怖がっていてもおかしくない。でも、あの子たちは違うよね。本当に楽しんでるみたいだった」 「それは……」 そういうことを考えていくと、単に現実を知らない子どもたち、という訳でもないことが分かってくる。 そもそもまるで二人で一人のような存在というのも奇妙だ。プレイヤーはランダムに配置される。 たまたま近くに配置された――というのは少し無理がある気がする。 「でも、あの娘たち隠し事をしているようには見えなかったです」 「うん、それはボクもそう思うよ」 ユウキはふっと笑みを浮かべて言った。 そういうことは一緒になって遊べば分かるものだ ただユウキは同時に感じてもいた。 直感的に、触れ合ったことで、ありすたちにどこか懐かしいものを感じていた。 別に彼女らに似た子どもたちと親交があったとか、そういうことではない。 そういうことではなく、彼女が生前に関わった人たち――スリーピング・ナイツのことを思い出したのだ。 現実を――死を見ていない訳じゃない。 寧ろ深く知っていて、もう逃れられないと知っているからこそ、無邪気になって遊べる。 ありすたちを見ていると、どういう訳だろうか、そんな在り方が思い起こされるのだ。 ユウキは気付いていた。 自分がカオルと同様に、子どもたちに対して不思議な親近感を覚えていることに。 それが何を意味しているかまでは――分からない。 「とりあえず声かけよっか。一緒に行こうって」 ユウキは穏やかな口調で言った。 どことなく不思議な雰囲気のある子どもたち。一緒に連れて行くことに迷いはなかった。 こんなところで出会った以上保護するべきだし、不思議な点も道中で仲良くなれば分かるだろうという気がした。 それはカオルも同じだったのだろう。こくんと首を振った。 ちら、とウインドウに映る時刻を確認する。早めにキリトたちと合流したいところだ。 ありすたちは変らず草原で遊んでいる。 走りまわり少し離れたところまで行ってしまった彼女らに、ユウキは少し声を張った。 「ねえー君たち!」 するとありすたちがぴたりと足を止め、こちらを見た。 示し合わせたように手を取り合って「なあに」と二人は首をかしげている。 可愛いなあと思いつつも近づこうとした、その時、 ユウキは見た。 ありすたちを向こう側、青い青い空に―― ――降りかかる弾丸。 息を?む。 考えるよりも速く地面を蹴って、そのまま空へと飛びだした。 蝙蝠のような翼があっという間に展開され、ユウキは空を駆け抜ける。 浮遊感とは真逆の鋭い加速が身に掛かった。 駆け抜けるように剣を抜く。 弾丸の中心を見据える。 一瞬の好機を見定め、そして止まることなく斬った。 声もなく、音もなく。 守るために、ユウキは弾丸を受流/パリィした。 「ちょっと」 僅かに声に険を含ませながら、ユウキは顔を上げた。 「いきなり子どもを狙うなんて、ちょっと問題があるんじゃ――」 だが次の瞬間、ユウキは声を失った。 ぴたり、と動きが止まる。喉元まで出てきていた言葉は消え失せ、呼吸さえも忘れた。 彼女には空が静止した気さえした。 聞こえたのは、きゃっ、きゃっ、というありすたちの無邪気な声だけだった。 「――――」 「――――」 言葉を喪う。 それはユウキだけのことではないみたいだった。 襲撃してきた相手もまた、同じことだった。 ユウキよりもより高い位置まで飛び上がっていた彼女は、あるいはユウキ以上の衝撃を受けていたのかもしれない。 比喩でもなく、オバケでも見た顔を浮かべている。 ――アスナ 零れ出た名前は、果たして声になったのだろうか。 そうして彼女らは最後の言葉通り、どこか違う世界のどこか違う場所で巡り合ったのだった。 それは決して夢でなく紛れもない現実であった。 生きていても死んでいても現実だけは変らない。 _3 青い空を背景にして、ユウキとアスナは対峙していた。 自然と目線は合っていた。ユウキが飛んだのか、アスナが落ちたのか、どちらかは分からないが、気付けば彼女らは同じ高さになっていた。 ただ、距離はまだ縮まっていない。 手を取るには数歩近づかなければならないだろう。そしてまた――剣も届かない。 何故だろう。この距離に、ぬめりとした感じが、とても厭な感じがしたのは。 「久しぶり――」 ユウキはその感覚を振り払い、快活な口調で語りかけた。 アスナの姿を見据え、言う。 アスナは当惑と厚情をないまぜしたような、ぎこちない無表情を浮かべている。 「――でいいのかな? ボクの感じだとそんなに経ってないっていうか、まあ、変な感じなんだけど」 言いながらユウキは少し笑ってしまった。 時間が経つというのもおかしな表現なのだ。 何せ自分は死んだ。 死んだ人間に時は流れない。 自分にとって最期の時間はアスナに看取られた、あの温かい瞬間だ。 あれからどれくらいの時間が――アスナには流れたのだろう。 ユウキにはそれを知る術がない。 過去と途切れてしまった自分にあるのは、目の前の現実だけなのだから。 「三か月……くらいかな」 アスナがぼそりと口を開いた。 どこか伏し目がちに、彼女はそう言ったのだ。 三か月。 そう三か月か。 ユウキはその言葉を不思議な気持ちで受け止める。 何というか――奇妙な感じだ。自分が死んでどれくらい経っているのかを教えてもらうのは。 自分の最期の時が三月な訳だから――そうかじゃあ『外』は今六月なのか。 そんなどうでもいいことを思った。 「じゃあ久々ってほどもないのかな? 微妙な感じだね。 ま、ボクはこの通り元気だよ。なんか変な話だけど」 ユウキはそう言ってくるりと回る。空の中を楽しげに。 自分の身体を振り返って、やはり自分は元気だ、と思った。 少なくともこの意識と、このアバターは何もおかしなところがない。 「……私は」 笑みを浮かべるユウキに対し、アスナはやはりどこかぎこちない。 彼女は翅を拡げながら、両手でぎゅっと大剣を握りしめた。まるでよりかかるように。 「私は、久しぶりでいいと思うよ。 よく分からないけど……あなたに会うのが随分と久しぶりの気がする」 その声色は揺れていた。 彼女が抱いた複雑な感情が滲んでいるようだった。 待ち焦がれていた友との再会だが、もろ手を上げての喜ぶ、という展開にはならなさそうだった。 ……仕方ない、とユウキは冷静に思う。 死んだ筈の人間とネットゲームで出会ったらそりゃ誰だって驚く。 ログインしていない筈のIDが勝手に使われることを『オバケが出た』なんて表現するが、自分はまさしく『オバケ』なのだ。 自分はまだいい。死んだ当人なのだから――そりゃまあこうして元気に飛びまわれることに驚きはしたが――何だかんだ普通にやっていけている。 やらざるをえない、とでもいうか。 ただアスナにしてみれば、複雑だろう。 最期の瞬間にまた会うと誓ったとしても、いやあれほど鮮烈な別れをしたからこそ、戸惑う。 何となくで看過することはできないだろう。 それに何よりここはデスゲームの場所だ。 アスナがかつて体験したアインクラッド――ソードアート・オンラインのような。 ユウキはその時代のアスナをよく知らない。だがそこでの死がどういうものであったかは分かる。 キリトの顔がフラッシュバックする。森で出会った彼が普段から考えられないほど取り乱していたのも、ひとえに死の重さゆえだ。 そこまで考えて、ユウキは気付く。 今の自分の状況は、同じだと。 キリトから見たサチと同じように、 アスナから見た自分は映るのだろう。 ユウキはふう、と息を吐いた。 少し緊張を解きほぐしたかった。 下を伺う。カオルが心配そうに自分たちを見上げている。ありすたちは……特に変わらない。 「ねえ、アスナ」 何から問いかけるべきだろうか。 幾つか候補が浮かんだが、ユウキは思考を振り払う。 考える必要はない。何せ相手は親友だ。 聞きたいことを直球に聞けばいい。 「それ、なに?」 だからこそユウキはまずそれについて聞いた。 話したいことは多くあった。積もる話は山ほどある。先程の行いも無視できない。 でも、まず聞かなければならないことがある。 ユウキはアスナのアバターを示し尋ねた。 今のアスナは見慣れた青い妖精――ALOにおけるウンディーネのアバターだ 空の色をした艶やかな長髪に、澄んだ青い瞳、蒼白色で固めた装備――は知っている。 「正規のものじゃないよね、それ。バグ? もしかして榊って奴になにかされた?」 しかし問題は……そのアバターを浸食する黒い何かだった。 ポリゴン覆う黒い何かは時節明滅し、ALOはおろかあらゆるザ・シード規格のゲームでも見たことのないような奇怪な点が蠢いている。 半身は黒く歪み、装備も輪郭を失っている。 何より、そのアスナの顔の部分にまで、黒い何かは伝ってきていた。 首から頬にかけて黒い線がアスナのアバターを浸食し、汚染している。 ――ユウキはその《黒いバグ》を既に二回見たことがある。 一度目は洞窟で遭遇したプレイヤーキラー。明らかに常軌を逸した外見をしており、また戦闘では仕様を外れたと思しき力を使っていたいた。 二度目は他でもないサチだ。キリトが追い、そして逃がしてしまった少女。彼女もまた平静さを欠いていた。そしてそれが悲劇を生んだ。 彼女らは共にあの《黒いバグ》に浸食されていた。 そしてアスナもまた、その《黒いバグ》に巣食われている。 その事実が、この居心地の悪い距離感を生んでいるのかもしれない。 「ええとさ、アスナ」 ユウキは眼下に居るカオルを一瞥したのち、 「そのバグ。もしかしたら取り除けるかもしれないんだ。情報を解析できるプレイヤーの人がいてさ、今ボクと一緒にいるんだ。 それに他にもそのバグに感染したらしい人がいて、もしかしたらアスナも知って――」 「――いいえ」 ユウキの言葉を遮り、アスナはきっぱりと言った。 「え」と思わず戸惑いの声が漏れた。ぽかんとした顔を浮かべてしまったかもしれない。 アスナは剣を握りしめながら言う。 「これ、別に取り除かなくてもいいと思う。実際結構気持ち悪いけどね、でもこんな状況でアバターの見た目とか考える訳にもいかないでしょ? 色んなゲームを同時に動かしてるせいで生じた不具合とかじゃないかな?」 口調自体は穏やかなものだった。しかしどこか違和感があった。 「でもさ、ちょっとそれおかしくない?」 「おかしいのは分かってる。でも変に弄った方が危険じゃない? 場合によってはペナルティとか課せられちゃうかもしれない」 確かにそうだった。 サチを救う手だてとしてカオルの力を使うと考えていたとはいえ、それがゲームの――GMが定めたルールに抵触している可能性はあった。 しかしだからといって除去しなくていい。そういうものなのだろうか。 「わたしなら大丈夫。色々あったけど、元気にやっているわ」 そう言ってアスナは微笑んだ。 見覚えのある朗らかで綺麗な笑み――に走るバグが醜く歪んだ。 ユウキは思わず声を失う。違和感はある。しかしどう言えばいいのか、咄嗟には出なかった。 あの女剣士やサチと違って、アスナが理性的なのは分かった。 普通に喋ることはできるし、自分が幽霊なのもあってか距離感はあるけれども、特に問題なく接することができる。 そうであるのならば《黒いバグ》を無理に取り除く必要もないのだが―― 「じゃあさ、何であの子たちを攻撃したの?」 ――なら、それだけは聞いておかなくてはならなかった。 「あの子たち……ありすっていうらしいんだけどさ、さっきボクたちと会ったんだ。 で、遊んでたんだけど、別に悪い子じゃなかったよ」 できるだけ落ち着いて、咎めるような口調にならないように語りかける。 ユウキはアスナを知っている。何か事情があるに違いないのだ。 それだけは聞いておかなくてはならない。 そう思ってのことだった。 「……っ!」 爆音が響くのと、ユウキが動くのは同時だった。 アスナが抜いたのだ。剣を振り上げ弾丸を放った――標的はありす。 ユウキはその反応速度を持ってしてアスナの剣を弾いた。結果、弾丸は逸れ、あらぬところに着弾した。 「……アスナ」 下で、ありすたちが爆発を面白がっているのが分かった。 「何を――何をしたのか分かってるの……!」 ユウキは声を上げた。 剣を交わしながら、瞳をじっと見据えて吐くように言う。 「分かってないのは貴方よ!」 しかしアスナもまた声を荒げた。 大剣、否銃剣を薙ぎユウキを振り払う。ぶうんと音がした。そしてまた距離ができる。滲み出る黒い点が陽の光を遮った。 ユウキを見下ろすような形になったアスナは、高い声で言った。 「あの子たちは危険よ、人を無邪気に殺すレッドプレイヤーだわ。 トリニティさんを殺しておいて、あんな顔できるなんて……!」 「人を殺した?」 「そうよ。あの子たちは、トリニティさんを……!」 その鬼気迫る様子に相対して、ユウキは逆に冷静になった。 ありすたちがプレイヤーを――アスナがいうにはトリニティという人を殺したらしい。 事実なら確かにありすたちは危険な存在だ。 だがアスナの様子も明らかにおかしくなった。 それまでは知った通りの彼女だったのが、突然好戦的な言動になり、挙句の果てに無警告の発砲だ。 それを見てユウキは確信した。 やはりアスナもあの《黒いバグ》の影響を受けている、と。 「落ち着いて、アスナ。話して、ボクにもさ」 そう分かったユウキは、あまり刺激しないよう注意しながら話しかけた。 キリトとサチの悲劇は――思えばこれにも《黒いバグ》が絡んでくるのか――記憶に新しい。 一度は緩みかけた緊張が高まっていく。ユウキは心苦しいものを感じていた。 「……分かったわ」 そうしてアスナがゆっくりと口を開いた。 このゲームで彼女がこれまでアメリカエリアで経験したことを。 トリニティという仲間と出会い、そしてありすと奇妙な猫のキャラに遭遇した。 そしてトリニティは死に、猫との戦い、ありすとの鬼ごっこ…… 「なるほどね」 一通り聞き届けたユウキはそう言って頷いてみせた。 なるほど、確かにアスナがありすらを危険視するのも分からないでもない。 その言葉が正しければありすは無差別に人を襲う危険なPKだ。 「分かったでしょ? あの子たちは危険よ。 人を襲っておいて、それでいてあんな風に笑ってる。 現実を見ていないのよ。それで人を殺してる。許される訳ないわ」 アスナの糾弾するような言葉をユウキは表情を変えず受け止めていく。 そして考える。アスナの言葉はどこまで本当かを。 きっと嘘は言っていないんだろう。 ユウキはアスナを知っている。こんな状況でも人を陥れるようなことをする人間ではない。 だが――だからといって全てが真実とは限らない。 今のアスナは明らかにおかしいところがある。あの《黒いバグ》が関わっているに違いない。 先ほどの話だって、アスナの話には明らかに断絶があった。 猫のキャラとの戦いの記憶がないと彼女は言っていた。それはもしや意識を乗っ取られていたのではないか。 キルカウントが付いていない以上、アスナが手を下したということをないのだろうが――それでも異常だ。 何よりそれをさして異常と認識していないこと、それがおかしい。 「ねえ、アスナ」 ゆっくりとユウキは語りかけた。 落ち着いたのかアスナは「何?」と普段通り温厚な返事をする。 しかしその二面性が、逆に彼女の危うさを際立たせているように思えた。 「アスナの話も分かったよ。でも、ボクにはそれが全てじゃないと思う。 あの子と遊んでみて分かったけど、あの子たちは本当に子どもなんだ。 少なくともボクには襲ってこなかったし、何か事情があるかもしれない」 「……っ」 アスナが息を呑むのが分かった。 目が見開かれ、首筋からグロテスクな黒点が立ち上っていく。 「何を言ってるの? ユウキ。 子どもなら何をやってもいいっていうの? それにここはネットよ。もしかしたら本当の姿は……!」 「勿論違うよ。子どもだって悪いことは悪い。 でもあの子たちは本当に子どもなんだ。ボクには分かる。長いことこの世界にいたからね。 遊んで分かったよ。あの子たちにとってはあれが本当の姿なんだ。 嘘偽りのない、本当の姿なんだ」 ユウキはアスナを見据えて言う。黒い斑点からも目を逸らさない。 本当の姿。ネットの『外』と『中』では、確かに姿カタチは違うかもしれない。 現にユウキがそうだ。『外』の自分は――紺野木綿季はもはや身動きもとれなかった。 しかしだからといって『中』の自分――絶剣・ユウキが本当の姿でない筈がない。 現実とは、今目の前にあるものだ。そこに生きる人間こそが現実を作る。 だからリアルの姿を見ていないとか、そんなのは関係がない。 ユウキには分かる。ありすたちは何ら自分を偽っていない、と。 「本当の姿だから、ここが現実だから許せないんじゃない……!」 「現実だから許してあげることもできるし、救ってあげることもできると思うんだ。 ボクがアスナにそうされたように、生きることの答えを教えてあげることだってできるかもしれない。 だから落ち着いて、アスナ。やっぱりちょっと変だよ。疲れてるんだと思う」 「貴方は……!」 アスナは顔を歪めた。肩を震わせ、点が黒く蠢く。 怒りとも驚きともつかない感情がそこには見て取れた。 そして、言われた。 「けど! 生きることができなかった人だって……いるんだよ! 理不尽に殺されて、何もできないまま死んだ人だって。 トリニティさんにだって好きな人がいたのに! ここは楽しいゲームの中じゃないの……あのアインクラッドと一緒の世界なんだよ! ――貴方はあそこを知らないから、もう死んでるから、遊んでいられるかもしれないけど!」 「…………」 しばらく沈黙が訪れた。 ユウキは何も言わない。アスナもまた、どこか申し訳なさそうに目を伏せた。 空の上には静寂がやってきた。 その中にあってユウキのアスナは、近いのに手を取ることができない、向き合っている訳でも同じ目線という訳でもない、そんな妙な位置関係になってしまっていた。 風が冷たかった。 空にまで上ると、下では心地の良いそれも痛くなってくる。 飛び続けることができれば、気にならないのに。 「ねえ、アスナ」 不意にユウキは口を開いた。 静寂を破るべく、意を決して、 「ごめん、ボクもちょっと戸惑ってたかも。 こんな場所だし、生き返ってるしで、ちょっとね」 そう微笑みかけると、アスナはびくりと肩を震わせた。 「だからさ、アスナ」 ユウキは快活に笑うとウインドウからあるアイテムを取り出し、放り投げた。 突然のことにアスナは戸惑いつつも、そのアイテムをキャッチする。 そのアイテムを受け取ったアスナは目を見開き、 「黄泉返りの……ってこれ蘇生アイテムじゃない!」 「そう。まぁHPが切れてから5秒以内じゃないと使えないんだけどね。 あ、勿論ボクがこれ使って天国から復活したとかじゃないよ」 笑いながらユウキは言った。 そしておもむろに飛び上がる。アスナと同じ目線で、少し離れた位置に。 知っている間合いだった。剣が届かない、ギリギリの位置。そこまで来て、剣を抜いた。 レイピアがオブジェクト化され、その刀身が陽光を受けきらめいた。 それを見た瞬間アスナが「そのレイピア……」と言葉を漏らした。 「あれ。知ってるの、アスナ? これボクが支給されたアイテムなんだけど」 「わたしが使ってた装備。アインクラッドでのものよ」 「ふうんそうなんだ」 ユウキは剣を今一度見た。 なるほど、中々面白い縁だ。これがGMのはからいだというなら、その点においては感謝しなくもない。 「でさ、アスナ」 奇妙な縁を感じつつも、ユウキはランベントライトを構えた。 すっと細剣を中段の姿勢に構える。考えることなく自然とこの姿勢を取れた。 足下には広大な草原がある。自分はいま空に立っている。 空を足場に、剣を構える。 「一緒遊ばない?」 「え?」 アスナが呆けた顔をした――瞬間を狙ってユウキは距離を詰めた。 羽を開く。ばっ、と黒い翼が広がり鋭い加速を持ってしてアスナへと迫る。 アスナは驚いていたが――しかしすぐに抜け目なく反応してみせた。 銃剣を掲げ、ユウキの突進をかわす。その際同時に斜め下へ滑るように回避をしている。 剣術への対応と空中機動のそうその両立――流石だと舌を巻きつつユウキはロール。 態勢を整えつつ軌道を取る。シャンデル。 「い、いきなりどうしたの、ユウキ?」 「だからさ、遊ぼうよ」 ユウキはアスナの周りを旋回しながら笑って言う。 「どうにも何か緊張しちゃってさ。ボクもほら、化けて出るの慣れてないからちょっと緊張解きほぐしたかったんだ」 「緊張って、そんな」 「ルールはありあり……このゲーム中得たものなら何でも使用可で。 それで前に戦った時は地上戦だったから今度は空中戦にしよう。 ただあんまり下には撃たないでね? ボクの知り合いがいるから。 どっちかが黄泉返りの薬を使ったら敗け――っていうのはどう?」 まくし立てるように言うユウキにアスナは困惑の色を見せつつも、しかしどこか落ち着きを取り戻していく。 その様子にアスナは安堵を覚える。やはりアスナは――アスナだと。 「賞品は勝った方が相手の言うことを一つ聞くってのはどう? ボクが勝ったらそのバグを除去してもらうよ」 「貴方は……もう」 アスナは深く息を吐きつつも剣を構えた。 呆れと苛立ちが半々、といった様子だ。ユウキはそれでも満足げにアスナを見据える。 「分かったわ。でも危ないことは無し。一撃決着っていうことにしましょう。 保険として黄泉返りの薬があるって感じで。仕方ないから付き合ってあげる」 「オッケー、分かったよ、アスナ。 じゃあ――」 行くよ。 ユウキがそう口にした瞬間、二人は共に空を駆けた。 遊びとして、純粋なる剣技を競うべく、少女たちの空中戦闘機動/エアリアル・コンバット・マヌーバが幕を上げた。 Next EXS.extream crossing sky“フラッタ・リンツ・ライフ”
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「…っ……ワタ…ル…」 気絶していたユウキが目を開いた。途端、酷い疲労感と倦怠感に襲われた。 「う、あ…!」 ぞくぞくと快感が背筋を走る。 「……ユ…キ……ユウ…キ……」 「ワタル…?」 ユウキが正面を向くと、ワタルの姿があった。 「ユウキ……」 譫言のようにユウキの名を呼ぶ。 脱がされたのか、破られてしまったのか、ワタルの服は取り払われている。 左腕にはめている腕輪と、指先が出ている靴下以外は何も身に纏っていない。 頬と目元には幾重にも流れた涙の後が残り、口の端からは溢れた唾液が垂れている。 腹部や太腿には白濁の液体が飛び散り、今なお自身を弄られている。 「あっ、あ!」 ワタルが一際大きな喘ぎ声をあげると、ユウキは目を見張った。 ワタルの蕾の中に触手が入り込み、出入りを繰り返している。 「ワタル!あっ…?」 ぬちっ、ぐちゅっと、聞き慣れない音が耳に入ったと同時に、目眩がするほどの快楽が波のように押し寄せてきた。 「なっ…やっ!あっん…ふあっ…!」 引っ切りなしに喘ぎ、身をよじる。 「あ、あ…!」 ユウキの蕾の中にも、ワタルと同じように触手が入り込んでいた。 中でうねうねと動き、内壁を擦る。 触手が出入りする度、ユウキの体がびくびくと震える。 「あっ、ふあ…!」 触手が内壁のある一点を掠ると、ユウキの口から高い喘ぎ声が漏れた。 ワタルと違い、一糸纏わぬ姿であられもない喘ぎ声を上げる。 「やっ…やめ、ああっ!」 触手がその箇所を執拗に擦る。 「ひあっ!んっ、んんっ!」 ユウキ自身の尖端から、白濁の液体が溢れた。 何度も射精させられたのだろう。 白濁の液体が勢いよく放出されることはなく、尖端から溢れ出してユウキ自身を伝い、地面に滴り落ちていった。 次のページへ
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【基本データ】 ●全長156mm ●全幅97mm ●全高43mm ●Item No.19454 ●本体価格1,200円 ●2020年3月14日(土)発売 【本体内容】 シャーシはFM-A。本体、Aランナーともブラック。 ギヤ比は3.5:1。 足回りは小径ローハイト。ホイールはイエローのAスポークホイール、タイヤはブラック。 ノーマルモーター付き。 ステッカーはメタリック調のホイルシール。 【漫画、アニメでの活躍】 マグナムに引き続きソニックも初のフロントミッドシップマシンであるw 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers」18話に登場。 豪からグレートマグナムRを借り受けたリディアと勝負で、烈のブラストソニックはマシンの劣化もありコーナーで惨敗する。 その悔しさから新マシンを作成し、苦心しつつも烈のソニックと宇宙への気持ちを表したマシンが完成した。 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! 翼ネクストレーザーズ伝」にも28話(第4巻に収録)に登場。 Gマッスルズのブロッケンギガント ブラック プレミアムの攻撃で大破し修復不能となったスーパーアバンテRSに代わり、駿の新マシンとなる。 長らく佐上模型店に飾られていたが、駿と運命的な出会いを果たす。その場にいた烈との対決の末、駿の実力を認めた烈が彼へと手渡した。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 https //www.tamiya.com/japan/products/19454/index.html 【備考】 コロコロ アニキ 2019年夏号特集ページ コロコロ アニキ 2019年冬号特集ページ コロコロ アニキ 2020年春号特集ページ 複雑なウイングの形状を再現する為、ボディはかなり独特なパーツ分割になっている。 1枚で複数面をカバーするようなステッカーもあり、綺麗に貼り付けるのが難しい。 因みにステッカーが複雑な分、塗装指定が一色しかなく塗り分けの必要がないので塗装が楽。 スプレー一発で済むので、後はステッカーを綺麗に貼ってクリヤーコートしておけば完成。
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「……」 疲れ果て、目が虚ろになっているユウキが大浴場の湯舟につかっている。 「(…そう…だ……中のを…出さないと………)」 半ば意識がない状態で、鉛のような身体を引きずりながら湯舟から出た。 ユウキの身体のあちこちに、男達に蹂躙された痕が朱く残っている。 「……」 ユウキは床に膝を立てて股を広げ、後孔に手を伸ばした。 「いっ…!」 ユウキの後孔は何人もの男達に乱暴に犯されせいで赤く腫れている。 「くっ、う…」 歯を噛み締め、痛みを堪えながら指を2本ゆっくりと挿入させる。 「はっ、んっ…」 指を広げ、体内に吐き出された男達の欲望を外に出す。 「奥…も…」 指を奥に入れ、関節を曲げて奥に出されたものを掻き出す。 「はっ、あ…」 ユウキの後孔から溢れた欲望は内股を白く汚し、床に滴り落ちていった。 「…っ…」 ユウキの顔が歪んだ。 体内に吐き出された欲望を外に出すという行為にすら敏感に反応し、ユウキのそれは勃ち上がっている。 「くっ、う…」 ユウキは脱力して座り込んだ。 「ううっ、うっ…」 身体を震わせながら涙を流す。 「うっ、くっ……?」 何者かの足音が近付いてくる。 次のページへ